瓶ポカリとは
2022年7月に大塚製薬からスポーツドリンク「ポカリスエット」の瓶入り商品が販売されました。(以下「瓶ポカリ」と略)
透明感抜群のガラス瓶は「ポカリスエット」にぴったりのデザインとなっておりSNSでは「かわいい」「おしゃれ」と話題となりました。
瓶ポカリは過去に販売していた!
実は瓶ポカリは1985年に販売されており2000年に販売中止となった過去あります。
瓶ポカリが販売していた時期があったなんて知らなかったです。
そして製造中止の理由は、以下の点があるのではと推測します。
(※当時の状況や資料が不明の為)
①ペットボトル飲料の普及
②リターナブル瓶の回収率の低下
③製造コストの増加
ペットボトル飲料は、瓶ポカリよりも軽量で持ち運びやすく価格も安いため人気が高かったと思います。
そしてリターナブル瓶の回収率は低下しコストも増加したため、販売継続が厳しかったのではないかと推測します。
リターナブル瓶とは?
瓶ポカリは「リターナブル瓶」として復活しました。
リターナブル【returnable】とは空瓶などが返却でき再利用可能であることを意味します。
従来のポカリスエットはペットボトル容器が主流ですが、瓶入りであることで冷たさが長持ちし、プラスチックゴミが減るというメリットがあります。
瓶を循環させるしくみ:「Loop」とは
Loopは、日用品や食品などの商品をリユース容器に入れて販売しています。
商品を使い終わったら、空き容器を専用の回収ボックスに返却します。
回収された容器を洗浄・消毒し、再び商品を詰めて販売します。
瓶ポカリも同様で、ガラス瓶がペットボトルよりもリサイクルしやすいためリサイクル率が高いです。
Loopは、現在アメリカ、フランス、イギリス、日本、韓国など、世界10か国で展開しています。
瓶ポカリはどこで買える?
瓶ポカリは、全国の「イオン」や「イオンスタイル」で販売されています。
詳細はこちらで確認してください。
返却方法は?
返却方法は、店頭に設置されている専用回収ボックスに空瓶を投入するだけです。
回収ボックスは、各店舗のレジ前や店頭に設置されています。
返却時の準備としてアプリ登録が必要となります。
瓶ポカリの値段
瓶ポカリは1本230円(税抜)で購入できます。
容器代を返却すると70円返ってきますので、実質160円ほどとなります。
ペットボトルの方が、容量が多く値段も安いのでどちらを購入するかは悩んでしまいます。
返金方法は?
①飲み終わった瓶を「Loop返却ボックス」で返却用QRコードを発行します。
②シールを返却する瓶に貼り付けます。
③「Loopアプリ」でQRコードを読み込みます。
④「Loop返却ボックス」に入れる。
⑤後日アプリ経由で返金されます。
※返金まで3週間程かかります。
※振込手数料が249円かかります。(8,800円以上の返金の場合は無料となります)
瓶ポカリのメリット・デメリット
メリット
- 環境に優しい
- 冷たさが長持ちする
- リサイクルしやすい
- レトロなデザインが人気
- 瓶を記念に保管する(笑)
デメリット
- ペットボトルよりも重い
- ペットボトルよりも割れやすい
- 回収ボックスが設置されている店舗が限られている
- 値段に割高感がある
- 飲むのに栓抜きが必要
瓶ポカリは今後流行る?
近年では世界中で環境問題への意識が高まっており、リターナブル瓶の需要も高まっております。
時代の流れに沿って、大塚製薬は2022年に瓶ポカリを復活させたってことですね。
瓶ポカリは環境に優しい面だけでなく、ペットボトル容器のポカリスエットよりも冷たさが長持ちします。
これはガラス瓶がペットボトルよりも断熱性が高いためです。
瓶ポカリのデザインは、1985年の発売当初と同じデザインを採用している為、懐かしさを感じさせ多くの人に愛されています。
地球環境問題に相まって、これからのニーズに添い人気商品となることでしょう。